7月5日(土)「実験から学ぶ化学基礎」の3つ目の実験を行いました。
今回の内容は、入試問題頻出である「酸化還元滴定」についての実験と問題演習を行いました。
酸化還元滴定とは、相手の物質を酸化する酸化剤と相手の物質を還元する還元剤の反応を利用して、物質の濃度を求める実験操作のことです。
今回の実験は、次の2つの実験を行うことでオキシドール中の過酸化水素の質量パーセント濃度を求めます。
①シュウ酸水溶液を使って、過マンガン酸カリウム水溶液の正確な濃度を調べる。
②①の過マンガン酸カリウム水溶液を用いて、10倍に薄め、オキシドールに滴下し、オキシドールの濃度を調べる。
滴定後に得られた水溶液の色は教科書で学んだようなものにはなりませんでしたが、それも実験の醍醐味だと生徒たちも楽しみながら実験に取り組むことができていました。
問題演習の時間では、今回も実験データを整理したあと、酸化還元滴定の発展レベルの問題に取り組みました。前回に引き続き、問題を解く際の新たなテクニックも学び、実際の入試問題にもチャレンジしました。様々な問題における解き方のコツをしだいに掴み始め、受験勉強にもより力が入っているようです。