６月１６日（月）のLHRは、ボランティア実践の授業の一環として、福祉の現場で働く方の声をお聴きする機会を設けました。今回は、ロゼホームつきみ野で相談員やケアマネージャーとして働かれている針さんを本校にお招きし、「福祉とはなにか」、「福祉とはどのような仕事なのか」について講話をしていただきました。
最初に、「福祉」とは、障がいをもつ方や年齢とともにできることや分かることが減っていく高齢者の「（ふ）普段の（く）暮らしを（し）幸せにする」ことだと分かりやすく説明していただきました。「普段の暮らし」をサポートする中で、年齢とともに変化していく他者一人一人の「幸せ」を一緒に考える仕事では、まずは自分の幸せを知ること、その人のできないことなどに焦点を当てるのではなく、いいところやできることに焦点をあててそれを知ること、自分とは違う他者の考え方を受け入れてみることが大切であると教えていただきました。講話の中では、人間関係を構築するうえで大切なことなど、生き方のヒントも多くお話していただき、生徒も前向きに福祉への関心を高められているように感じました。次回は、ボランティア活動に向けた具体的な種類や参加方法などを知るための取り組みを行います。
