7月12日(土)「実験から学ぶ化学基礎」の4つ目の実験を行いました。
今回の内容は、「金属のイオン化傾向」についての実験と問題演習を行いました。
金属ごとに水溶液中で陽イオンになりやすい性質が異なることを活かし、金属樹の生成、金属間の電子の移動を以下のように調べました。
【金属樹の生成】
①銅線、鉄線、亜鉛片を磨く。
②①の銅線に硝酸銀水溶液、鉄線と亜鉛片に硫酸銅(Ⅱ)水溶液を滴下して静置する。
【金属間の電子の移動】
①銅線、亜鉛片、鉄くぎを磨く。
②塩化ナトリウム水溶液をしみこませたろ紙をペトリ皿に入れ、①の金属を静置する。
③検流計につないだ銅線の先で2種類の金属に触れ、針の触れる方向を観察する。
難しい操作は比較的少ない実験ではありますが、授業ではなかなかできない実験を行えたことで、学んだ知識を自分の目で確認でき、生徒もいつも以上に目を輝かせて取り組んでいました。
今回も問題演習の時間では、実験データを整理したあと、金属のイオン化傾向に関する発展的な問題にチャレンジしました。より理解が深まった内容に、生徒たちも声を掛け合いながら積極的に取り組むことができていました。
次回の「実験から学ぶ化学基礎」は、9月6日(土)を予定しています。