最初の週末を終え、カナダ研修も7日目を迎えました。来週の月曜日の朝から帰国となるため、残りは1週間ほどです。生徒たちは大きく体調を崩すこともなく、元気に過ごしています。
今朝の通学時には、ちょっとしたハプニングがありました。いつもと違うバスに乗ってしまい、途中で乗り換えを間違えてしまった生徒や、「NO Power(動力系統の不具合)」のため途中で動けなくなったバスから別の便に乗り換えることになった生徒がいました。幸いどちらも大きな問題にはならず、無事に学校へ到着。こうした予期せぬ出来事にも落ち着いて対応する姿から、異文化の中での柔軟さが少しずつ身についている様子がうかがえました。
この週末、生徒たちはホストファミリーと共に、クレーダーロック城や湖・ビーチなどの美しい景色を楽しんだり、買い物を満喫したりと、充実した時間を過ごしました。中にはシドニーへの小旅行に出かけ、港町ならではのタピオカドリンクや地元の産品を味わった生徒も。友人同士で遊びに出かけた生徒もおり、夜はホストファミリーとピザパーティーで盛り上がるなど、温かい交流が広がっていました。
カナダに来て1週間。段々と慣れ、授業にも集中して受けています。今回は各クラスで行われた本日の授業の一例をご紹介します。
あるクラスでは、午後のホエールウォッチングに向けた事前学習として、環境問題について英語で話し合い、ポスターを作成しました。「We must not use plastic.」「Don’t waste food.」「Use my bottle」など、日常生活に直結する具体的なメッセージを英語で表現していました。
別のクラスでは、色カードを使った推測ゲームに挑戦。出題者は4色の中から1色を選び、その色に近いイメージの英単語を2つ発表します。回答者はヒントを頼りにボード上の色マスにマグネットを置き、正解色の番号に近ければ得点。さらに当ててくれる人が多いほど、出題者の得点もアップするルールです。時折笑顔も見られる、穏やかな授業風景が広がっていました。
さらに別のクラスでは、「感情」をテーマに自分の気持ちを英語で表現する練習から、連想ゲーム形式の「Word Chain」へと展開。ホワイトボードには単語がびっしりと並んでいました。どのクラスの授業も楽しく、3時間の授業ですが、あっという間に時間が過ぎていきます。
午後はいよいよお待ちかねのホエールウォッチングです。この日は快晴で、最高気温は29℃。絶好のコンディションでしたが、船上は陽が強く照り顔が焼ける一方、船が加速すると風が冷たく当たる場面もあり、日焼け防止も含め長袖を羽織っている生徒も多く見られました。カフェでは甘いホットチョコレートが人気で、体を温めながら景色を楽しむ姿が印象的でした。悠々と泳ぐアザラシやオルカ(シャチ)の姿を見ることができ、生徒たちは大興奮。忘れられない思い出になったことでしょう。
ホエールウォッチングまでの空き時間には、学校で金曜日に予定されているフェアウェルパーティーの招待状を作成しました。研修も残りわずかとなり、生徒たちは日々の経験を大切にしながら、充実した時間を過ごしています。